ヒゲサイズの卓上遊戯あれこれ

主にTRPG、ボードゲームについてのブログです。

 選考におちましたので、のせときます。結構

Higescythe2006-07-06

強いからでしょうか?

「荒れ狂う不浄」ザラシュドミナス

男性のエインシャント・レッド・ドラコリッチ
巨大サイズのアンデッド
ヒット・ダイス:34d12(hp221)
イニシアチブ:+0
移動速度:40フィート(8スクエア)、飛行200フィート(貧弱)
アーマークラス:41(−4サイズ、+35外皮)、接触6、立ちすくみ41
基本攻撃/組み付き:+34/60
攻撃:噛み付き=+44近接(4d6+14及び1d6[冷気]及び麻痺)
全力攻撃:噛み付き=+44近接(4d6+14及び1d6[冷気]及び麻痺)及び爪(×2)=+42近接(3d8+7及び1d6[冷気]及び麻痺)及び翼(×2)=+42近接(3d6+7及び1d6[冷気]及び麻痺)及び尾の打撃=+42近接(2d8+21及び1d6[冷気]及び麻痺)
接敵面/間合い:20フィート/15フィート(噛み付き20フィート)
特殊攻撃:ブレス攻撃、畏怖すべき存在、麻痺の凝視、麻痺の接触、擬似呪文能力、呪文、尾による一掃、ひっつかみ
その他の特殊能力:非視覚的感知60フィート、ダメージ減少15/魔法及び5/殴打、呪文抵抗31、 [火]と[電気]と[冷気]に対する完全耐性、暗視120フィート、夜目、超視覚、アンデッドの種別特徴、不死身
セーヴ:頑健+19、反応+19、意思+26
能力値:筋39、敏10、耐−、知24、判25、魅26
技能:〈鑑定〉+32、〈はったり〉+38、〈精神集中〉+28、〈交渉〉 +42、〈隠れ身〉 −12、〈威圧〉 +40、〈跳躍〉 +35、〈知識(神秘学)〉+27、〈知識(地理)〉+27、〈知識(歴史)〉+27、〈知識(自然)〉+29、〈知識(次元界)〉+27、〈知識(宗教)〉+27、〈知識(地域:トーチポート)〉 +27、〈聞き耳〉 +41、〈捜索〉 +37、〈真意看破〉+24 、〈呪文学〉+27 、〈視認〉+ 41、〈生存〉+23  
特技:《複数回攻撃》 、《ひっつかみ》、《強打》 、《ホバリング》 、《かすめ飛び攻撃》 、《迎え討ち》 、《武器破壊強化》 、《肉体攻撃強化(爪)》 、《肉体攻撃強化(翼)》、《能力熟練(麻痺の接触)》 、《巻物作成》 、《蹴散らし強化》
出現環境:特殊
編成:単体
脅威度:26
宝物:標準3回
属性:混沌にして悪(中立にして悪の傾向)
強大化:34〜36HD(巨大)
レベル調整値:−
言語:共通語、竜語、奈落語、地獄語、エルフ語、オーク語、火界語、地下共通語
信仰:オルクス(定命の頃はエリスヌルもしくはマラー)
所持品:なし
性格:傲慢、陰険、慎重
一人称:「余」 二人称:「そち」

特殊能力の詳細はモンスターマニュアルのトゥルードラゴンおよびフォーゴトンレルムワールドガイドのドラコリッチの項をそれぞれ参照のこと。3版では、ダメージ減少5/殴打の代わりに、斬撃、刺突武器ではダメージ半分になる。
 特殊攻撃:ブレス攻撃(超常):60フィートの円錐形、ダメージ=20d10[火]、反応・難易度35・半減
畏怖すべき存在(変則):半径300フィート、HD33以下、意思・難易度35・無効
ひっつかみ(変則):組み付きボーナス+60、サイズ分類が中型以下のクリーチャーに対して、爪で3d8+7及び1d6[冷気]及び麻痺/ラウンドか、噛み付きで4d6+14及び1d6[冷気]及び麻痺/ラウンドのダメージ
尾による一掃(変則):半径30フィートの半円形、サイズ分類が小型以下の敵は2d6+13の殴打及び1d6[冷気]及び麻痺ダメージ、反応・難易度35・半減
麻痺の凝視(超常):40フィート、2d6ラウンド麻痺、頑健・難易度35・以後そのドラコリッチに対し恒久的に無効
麻痺の接触(超常):ドラコリッチの肉体攻撃が命中したクリーチャー、2d6ラウンド麻痺、頑健37 ・無効
擬似呪文能力:10回/日−ロケ−ト・オブジェクト、3回/日−サジェスチョン、1回/日−ファインド・ザ・パス、1回/3日−コントロール・アンデッド(この間他の呪文の発動不可)、術者レベル15、セーヴ難易度18+呪文レベル
呪文:15レベル・ソーサラー相当
習得ソーサラー呪文(6/8/8/8/8/7/7/5、セーヴ難易度18+呪文レベル)0レベル−リード・マジック、ディテクトマジック、アーケインマーク、ダンシング・ライツ、メッセージ、ゴーストサウンド、メイジ・ハンド、メンディング、ライト、1レベル−メイジ・アーマー、シールド、プロテクション・フロム・グッド、アラーム、コンプリヘンド・ランゲージズ、2レベルーイーグルズ・スプレンダー、ミスディレクション、ディテクトソウツ、シーインビジビリティ、インヴイジビリティ、3レベル−アーケインサイト、ジェントル・リポウズ、ヘイスト、プロテクション・フロム・エナジー、4レベル−アニメイト・デッド、アーケイン・アイ、ポリモルフ、ディテクト・スクライング、5レベルーウォール・オブ・フォース、マジック・ジャー、センディング、フォールス・ヴイジョン、6レベルークリエイト・アンデッド、グレーター・ディスペルマジック、アナライズ・ドゥエオマー、7レベルーグレーター・スクライング、グレーター・テレポート
そのほかの特殊能力:不死身(変則):ドラコリッチが死亡した場合、その精神は直ちに宿主(経箱)に戻る。そこから、適切な死体への憑依を試みることができる。




解説:ザラシュドミナスはトーチポートの地下でまどろむ怪物である。おそらく、彼が解放された暁には、街は滅ぶであろう。ザラシュドミナスの伝説は約200年前ヒルガドルフの創設期に遡る。その頃、邪竜の首魁として、銀輪山を住処として各地を暴れまわり、宝物を蓄えていた。そうして、古竜である彼は、貿易港として勃興しつつあったヒルガドルフに目をつけた。彼はこの街は破壊よりも定期的な貢納の方が己を富ませると考え、街の長に毎月約2万gp相当の資産の貢納を要求した。これに当時の領主が慌てふためき、有力者の秘密会議を開き、竜退治の勇者に竜を打倒してもらうこととなった。しかし、彼はそのことはおみとおしであった。なぜなら、彼は屈指の占術また、ポルモルフの使い手であったからだ。彼は勇者が街を出て野営をして気がひるんだところで、奇襲をかけ全滅させた。その後も度々そのようなことがおき、対策として彼の魔法が及ばぬよう、アンチマジックフィールドで魔法が及ばぬようにさせ、やっとの思いで、彼を倒すことに成功した。   だが、それははじまりでしかなかった。オルクスと言うアンデッドを支配するデーモンロードは、彼が非常に強力でまた奸智に長けた竜であることに関心をしめし、教団に彼をリッチとして蘇生するよう命じた。その計画実行者としてシマンドという野心あるシマンドが選ばれた。
 そして、その2ヶ月後災厄はやってきた。地下の教団本部でリッチとして復活したザラシュドミナスは、己を滅ぼしたヒルガドルフに復習を果たす為、港湾部からアンデッドに街を攻撃させた。街側も防戦の間に犯人を捜査し、ザラシュドミナスの暗躍がわかり、すぐに討伐隊がくまれ、前回同様銀輪山で倒された。そこまではよかった。 だが、この竜は何度倒しても、遺体を保存しても、数日後すぐに別の体で復活するのである。 
グレイトーチの調査結果では、どうやらこの竜はリッチとなり、通常のリッチ同様経箱を探さないと無駄であることがわかった。しかし、神託の結果、その場所はなんとアビスのナラテュルにあることはわかった。それ以降はそこの支配者オルクスの妨害で分からず、彼を滅ぼすのは絶望的になった。
その為やむをえず、竜復活の責任を感じていたレルム・オブ・デス首脳の助力によりソウルバインドで彼の魂を封じ、ヒルガ大聖堂地下に安置し、厳重に管理することになった。
一方、オルクス教団は何回か襲撃を行うものの相手の陣地では、アンデッドが弱体化し、単純な襲撃では魂の奪回は難しいと判断した。
その為、トーチポートで長期的に竜奪回の協力者を増やし、作戦を成功させる為に偽装結社をつくりあげた。これこそがリング・オブ・デスのはじまりであった。
実際シマンドとしては、レルムの不満分子の勧誘の為にリングをつくりあげただけである。元々忠誠をオルクスに捧げていた彼にとってはレルムも隠れ蓑にすぎない。ちなみに組織としては、秩序にして悪なのに、なぜかデーモンが配下に多いのもこうしたオルクス教団の隠れ蓑という理由からである。
ただ、実際この真の目的を知るのはピルソニールとシマンド、そして時折くる教団の監督官(結社内では他地域への情報収集役と偽っている。)だけである。
それから200年、トーチポートと呼ばれるようになった街はもはやかつてザラシュドミナスに挑んだ勇者はおらず、レルム・オブ・デス、グレイトーチもソウルバインド等高位の呪文行使はできず、ヒルガ聖堂も同様である。しかし、シマンドはリッチとして長年真の目的に向けて活動を行っている。ただし、ザラシュドミナスについては大司教、魔術師ギルド長は代々その知識を継承するよう義務付けられており、密かに信頼がおける者のみで厳重な警備が日々行われている。もし、彼が解放されれば、200年の昔日の恨みをトーチポートに存分にふるうであろう。

 


シナリオフック

作業員の正体/ヒルガ聖堂では聖人の収容の為、地下の拡張工事が行われることになった。ところが、その作業員の信用調査を依頼される。内心いぶかりながらも調べていくと、ライカンスロープドッペルゲンガー等、次々と怪しい人物ばかりが作業にいくことがわかった。一体なぜ?

宴のあと/ある日、下級役人から極秘裏に大司教と魔術師ギルド長が祭りの後、ヒルガ聖堂地下でその年の不正蓄財の計画立案を行っている。その証拠をつかんでくれと依頼が入る。ところが、実際進入してみると厳重な警備で冒険者が逆に捕まる始末。聞いてみると、年に1回ここでは封印の間を開き、禁忌の品の封印が大丈夫か調査を行っていると言う。その奥で突如轟音と共に悲鳴があがる。行って見るとそこには・・・。