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まえにシナリオには目的を提示し、そして達成するものが
多いと述べましたけど、そのなかでも特にＴＲＰＧで多数を占める
ファンタジーＲＰＧのシナリオ
は圧倒的に「ダンジョン」、要は迷宮探索が多いです。

この理由はひとえに面白いシナリオが作りやすく、
ゲームマスターの負担が軽減できるというものにあります。
何しろ複数の人の判定を処理し、かつＮＰＣという
プレイヤー以外の人を演じ、シナリオを進めるということで、
ゲームマスターは大変です。
だからこそ、それこそ都市での冒険でマスターが想定外のことをされたり、
野外で気候の管理やら、わき道にそれるキャラクターといったもろもろの要素
がおこらず、限定された空間で目的を達成できるダンジョン
シナリオが多いのです。

ちなみに、ＦＥＡＲという会社が作っている一連のシステム、シナリオ
はこのダンジョンシナリオのように都市でも野外でも、
ある一定の枠内でのみキャラクターが動けるようにし、セッションを
破綻しないようにしています。

ということで、結論としてはダンジョンというのはすばらしい
ギミックということです。